#3 丹羽 結希乃(にわ・ゆきの)さん

医学部看護学科第1学年

“コミュニケーション力を磨き 人と人を繋ぐ看護師になりたい”

京都府立医科大学では、未来の医学・医療、社会に貢献したいという高い志をもった学生たちが日々勉学や研究に励み、附属病院での実習を積み重ねています。看護師である祖母・母の姿に憧れ、医学部看護学科で学ぶ丹羽結希乃さんに、現在の学び、充実の大学生活やこれからの目標などを聞きました。


―看護の道に進むことを決めたきっかけは?

祖母が看護師、母が看護師と保健師で、幼い頃から身近な仕事でした。母はよく家でも看護についての勉強をしていて、大変そうだなと思って見ていました。夜勤で一緒にいられない日などは、寂しい気持ちもありましたが、病気やけがの時には、いつも看護してくれましたし、そんな母の姿にずっと憧れていたんです。高校2年生の時、雨の日に転んでしまい、膝を7針縫う大けがをしました。膝から流血して帰宅すると、母が応急処置をしてくれ、病院に行くと「適切な処置で出血と痛みが抑えられてよかった」と先生に言われました。専門知識の重要性を実感し、看護職への尊敬の気持ちが芽生えました。私自身、人とコミュニケーションを取るのが得意なこともあり、それを生かせる職業だとも思い、看護学科に進むことに決めました。祖母も母も「同じ道を行くんだ」と喜んでくれてるようです。「今と昔では違うことも多いけれど、サポートするよ」とも言ってくれています。

―今はどんな学びを?

基礎・教養科目を中心に、専門科目を学んでいます。日々の課題が多く、毎日夜、帰宅してから課題に取り組んでいます。とても大変ですが、高校までの勉強とは違い、明確に将来に繋がっている学びは楽しいです。そして85人の同級生が同じ希望に向かってがんばっていることは大きな励みにもなっています。第2学年から専門科目が増えるので、しっかり知識を身に付けたいです。第3学年からは保健師コースに進むことを目標にしています。母は保健師の資格があり、私が小学生の頃は夜勤のない保健師の仕事をして、私との時間を作ってくれました。将来、わが子をもった時などに、フレキシブルな働き方ができるように、保健師資格の取得も視野に入れています。

―広小路キャンパスの魅力は?

環境と立地が良いですね。通学ルートの途中に繁華街や主要駅があるのでとても便利。私は硬式テニス部のプレーヤーとラグビー部のマネージャーを兼部しています。多忙ながら、充実した日々を送る中で、アクセスがよいことで買物やアルバイトなど、時間を有効に使えるし、活動範囲が広がります。また、看護学学舎の前に図書館があるのも魅力。授業の空き時間や放課後など、日常的に自習で使っています。館内は静かで、他の学生の方も集中されているので、私も勉強に身が入ります。専門的な本がたくさん揃っていることも心強く、これからもっと活用していけたらいいなと思っています。

―「広小路キャンパス活性化プロジェクト」の印象は?

キッチンカ―をいつも楽しみにしています。日替わりでいろんなメニューが楽しめて、授業の合間の気分転換にもなっています。ワッフル専門店のwattacos(ワッタコス)という、大判で焼かれた大きなワッフルにクリームやフルーツをサンドしたスイーツが印象に残っています。来週はどんなお店が来るかな、お気に入りのお店が次来るのはいつかなと心待ちにしています。広小路キャンパスには、飲食類などを買える場所がないんです。ドリンクの自動販売機も種類が少なくて毎日同じでは飽きちゃう感じで。河原町キャンパスまで行けばコンビニもありますが、お昼休みに買いに行く時間の余裕がありません。広小路キャンパスにもコンビニやカフェなどが設置されたら嬉しいです。

―これからの目標は?

患者さんとのコミュニケーションが取れる、頼ってもらえる看護師が目標です。そして、最近は複数の医療スタッフで治療やケアに当たるチーム医療も増えています。いろんな職種のスタッフの連携を図れるようになりたいとも思っています。保健師として働く場合は、住民や職員の方々が対象になるので関わり方も変わってくると思います。大学での学びはもちろん、部活や接客のアルバイトなど、さまざまな経験を通してコミュニケーション力を磨き、人と人を繋ぐ看護師になりたいです。

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