#19 熊谷誠慈特別講演会「こころテックと伝統知テックで生老病死の苦悩を超えられるか?」

京都大学 人と社会の未来研究院教授、熊谷誠慈先生をお招きし、特別講演会を行います。

「こころテックと伝統知テックで生老病死の苦悩を超えられるか?
   ~心のサポートテクノロジーやAIブッダの開発~」

<開催日時> 2025/6/3(火)14:00開始
<会場>   京都府立医科大学 附属図書館
<定員>   先着250名(事前申込が必要です)
<参加費>  無料
<申込方法>  1回のお申込みで2名まで受け付けます。
  お申込みをいただいた方に、附属図書館から聴講券を返信いたします。
  下記A、Bのいずれかよりお申込みください。
   A.Webフォーム https://forms.gle/UrbDn2B4cFpkR8m16
   B.FAX 075-212-5405
   お名前、ふりがな、電話番号、FAX番号、Eメールアドレスを添えてご応募ください。
<チラシ> こちら
<講演概要> 
疫病、戦争、物価高等、この数年、ネガティブなニュースばかりを目にします。こうした生きづらさは避けられないものでしょうか。仏教では、「一切皆苦」(全ての生き物は苦しみを抱える)と言われています。では、苦しくても仕方ないとあきらめるしかないのでしょうか。この点について、仏教では、心の苦しみは悪しき感情など(煩悩)から生じるものであり、心を正しく理解し、煩悩を制御することで減少・解消できると説かれています。本講演では、このような仏教思想の観点から心の構造を概説したうえで、内閣府ムーンショット(目標9)で実施している心のテクノロジー(こころテック)の開発、さらに、京都大学と株式会社テラバースが推進している伝統知テクノロジー(伝統知テック)の開発について紹介いたします。
<主催>  京都府立医科大学附属図書館

熊谷誠慈氏プロフィール
1980年広島生まれ。京都大学大学院博士課程修了、博士(文学)。京都大学助教、准教授を経て、2023年より現職。専門は仏教学(インド・チベット・ブータン)。古代の哲学書や歴史書の解析に加え、仏教最古の経典を機械学習させた仏教対話AI「ブッダボット」など、伝統知とAI等を融合した「伝統知テック」の開発と社会実装も進めている。また、プログラムディレクターを務める内閣府ムーンショット(目標9)では、「こころテック」(心の状態を把握・変化させる技術)の研究開発を推進し、心の安らぎと活力に満ちた社会の実現を目指している。

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