
博士の未来をひらく、実りある一日:京都クオリアフォーラム開催レポート
「2025博士キャリアメッセKYOTO/NARA」開催レポート
2025年7月15日(火)、京都府立医科大学図書館ホールおよびラーニングコモンズ「Koto Square」にて、京都クオリアフォーラム「2025博士キャリアメッセKYOTO/NARA 第1部:博士学生への期待とキャリアを考える」を開催しました。
本イベントは、博士後期課程に在籍する学生を対象に、修了後の多様なキャリアの可能性を考えることを目的としており、増田 新 京都工芸繊維大学理事・副学長及び夜久 均 京都府立医科大学長の開会の挨拶から始まり、今年度も企業、大学関係者、他大学の学生など、多くの参加者が集い、大いに盛り上がりました。

【Part1】図書館ホールでのプレゼンテーション
今年度も、多彩な分野で活躍する社会人博士の皆さまに、ご自身のユニークな経験やキャリアストーリーを語っていただきました。

現役の博士課程学生にとっては、異分野や他機関ならではの視点から得られる新たな気づきや学びが多くあり、博士の専門性の魅力や社会からの期待を実感しながら、自身のキャリアや将来設計を考える大きなきっかけとなりました。
また、社会人参加者にとっても、従来のステレオタイプな博士像を超えた、多様なキャリアパスや高度専門家としての思いに触れる貴重な場となりました。博士の「今」を知り、新たな視野でアップデートする機会として、多くの気づきが共有されました。
当日は博士学生だけでなく、博士に関心のある学部生や教職員、社会人など幅広い層の参加があり、活気あふれる会場となりました。
プログラム前半では、企業や大学で活躍する社会人博士たちが自身の研究分野や経験を交えたプレゼンテーションを行い、参加者に大きな刺激と示唆を与えました。博士号取得後の多様なキャリアの可能性や、博士キャリアの魅力を再認識する貴重な時間となりました。
【Part2】ラーニングコモンズでの交流会
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後半は、ラーニングコモンズに場所を移して、博士学生と企業・団体の社会人が直接対話する交流会を開催しました。
顔の見える相互交流を通じて、博士学生への期待や研究の価値を共有しながら、参加者同士の理解が一層深まりました。各企業・団体からは具体的な研究事例が紹介され、学生たちは現場のリアルな声に触れることで、産業界のニーズや今後求められるスキルを肌で感じる貴重な機会となりました。
ざっくばらんな意見交換や情報交換が飛び交い、参加者同士の距離が一気に縮まったことで、単なる交流の枠を超えた未来に向けたネットワーク形成の場にもなりました。
この交流会は、博士後期課程の学生が社会とつながり、多様なキャリアの可能性を広げる絶好のチャンスです。今後もこうした機会を通じて、学生と企業・社会が協力し合い、イノベーションを生み出す場をさらに充実させていくことを期待しています。
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この「博士キャリアメッセKYOTO/NARA」は、
京都クオリアフォーラムに参加する京都・奈良の大学が連携し、
博士後期課程の学生たちに新たな視野と出会いを提供するために企画されたものです。
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博士学生への期待とキャリアを考える。多様な可能性とともに、未来は広がっていく——。